認可外保育園の施設にはどんな種類がある? 認可外で働くメリット・注意点を解説!

認可外保育施設ときいて、どんな施設を思い浮かべますか? 一般的な保育園のような施設を思い浮かべるかもしれませんが、実際はもっと多様な施設が含まれます。この記事では、認可外保育園の施設の種類について解説し、認可外保育園で働くことの魅力やメリット、デメリットなどについてご紹介します。これから認可外保育園への転職を検討しているなら、転職の際のチェックポイントも参考にしてみてください。

認可外保育施設とは

認可外保育施設とは、認可を得ていない保育施設という意味です。国が設けた基準を満たさない保育施設や、何らかの要因で認定がおりていない保育施設を指します。

認可外保育施設一覧

認可外保育施設や無認可保育園、認証保育園と呼ばれる施設のタイプを一つひとつ見てみましょう。

事業型保育施設

事業型保育施設とは、企業型保育所や院内保育所などの事業主が従業員等のために設置している保育施設のことを指します。

ベビーホテル

夜8時までの預かりや、ときには宿泊を伴う預かりを行っている施設のことです。数は少ないですが、24時間体制で保育を行っているところもあります。

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一時預かり・ファミリーサポート

一時預かり事業は、家庭で保育を受けることが困難になった乳幼児を預かる事業です。病院や保育所、時には店舗等の一部を利用し、保育を実施します。

地域子ども・子育て支援事業の13事業(子ども・子育て支援法第59条)に数えられ、他には延長保育事業や放課後児童健全育成事業が含まれています。

ファミリーサポートは、子育て援助活動支援事業ともいい、児童の預かりを援助したい人と援助してもらいたい人とを結びつける事業です。

隣近所に子どもの世話をお願いするようなイメージで、会員になるためには研修等を受けるだけで、保育士資格等は必要ありません。

居宅訪問型保育施設

乳幼児の家に訪問し、保護者代わりに保育を行うベビーシッターの事業を行います。認可がおりている事業者もありますが、認可外の事業者もあります。

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配置基準

認可外保育園の配置基準は、認可保育園の配置基準と同じです。1つの施設に2名以上を配置しなければならず、0歳児は3人に1人、1〜2歳児は6人に1人、3歳は20人に1人、4歳以上は30人に1人を配置します。

職員の保育士資格に関しては、従事するものの概ね3分の1以上は保育士、または看護師の資格が必要とされています。職員の半数以上に資格がなくても、運営自体に問題はありません。

設置基準

配置基準が認可保育園と同じ一方で、配置基準は認可外保育園のほうが緩やかです。

子ども1人に対する面積基準

乳幼児6人以上の場合子ども1人につき1.65㎡
乳幼児5人以下の場合適切に保育を行える広さがあればいい
0歳児の場合別室で保育するのが望ましい

対象年齢

保育料、幼児教育無償化への対応

3〜5歳の児童の場合は、全国平均である保育料の月額3.7万円まで利用料を無償化できます。保育の必要性があると認定を受けた世帯が対象です。

0〜2歳の児童の場合は、保育の必要性があると認定を受け、かつ、住民非課税世帯を対象に月額4.2万円まで無償となります。

入園の申請について

一般的な認可保育園に入園しようと思ったら、保護者は自治体に対して入園の申請を行います。しかし、認可外保育園の場合は保育園に直接申し込み手続きを行うため、審査は行われません。

認可外保育園で働く魅力/メリット・デメリット

認可外保育園で働く魅力やメリット、デメリットについても触れていきましょう。

認可外保育園の魅力やメリット

認可外保育園は、国や自治体の基準を満たさない代わりに、独自の保育を行っているケースが多いです。英会話やスポーツ、音楽など、保育士も独自のスキルを活かせる場面が多々あります。これらの独自性を保つために、あえて認可保育園の基準を満たさないようにしている保育施設も多いです。

また、認可外だからといって、運営がずさんなわけではありません。国の基準は満たしていないながらも、自治体が独自で設けた基準を満たしている保育園はたくさんあります。保育の質も高く、働く保育士たちの働きやすさや待遇の改善に努める認可外保育園も少なくありません。

認可外保育園で働くデメリット

認可外保育園で働くデメリットは、これといって特筆することがありません。その理由は、施設によって特徴がさまざまで、「認可外保育園だから◯◯」と一様に指摘することができないからです。

ただひとつ言えるのは、多様な認可外保育園は慎重に転職/就職しないと、のちのち「こんなはずじゃなかった!」と後悔することになります。以下のチェックポイントを参考に、転職や就職で失敗しないように注意しましょう。

認可外保育園へ転職する際のチェックポイント

認可外保育園へ転職するなら、注意しなければいけない点がいくつかあります。

  • 保育時間を確認する
  • 待遇を他園と比較する
  • 人員配置はどうなっているか確認する
  • 園を見学して雰囲気を確認する
  • 園の保育方針を知っておく

認可外保育園は認可保育園よりも基準が厳しくありません。このことが原因で、保育士の負担となっている可能性があります。
保育時間はどうか、人員配置はどうかなど、体制についてきちんと知ったうえで転職するようにしましょう。人員配置がギリギリだったり、施設が使いにくかったり、自分にとって負担がないようチェックしてください。

また、待遇等が他園と比較してどうなのかも確認しておきます。給与や福利厚生、運営会社の規模などを確認しておきましょう。

園の運営状況を知るためにも、一度見学して雰囲気を理解しておくことが大切です。

認可外保育園の給与

認可外保育園だからといって、給与が安いとは言い切れません。一般企業が運営している場合は、給与水準が高く福利厚生が充実しているケースもあります。

一般的に保育士の給与平均は25万円程度ですが、認可外保育施設なら30万円前後も期待できるでしょう。

まとめ

認可外保育園の施設形態はさまざまです。認可外だからといって安心して働けないわけではありませんが、転職や就職をする際には自分の目で見て、園内の雰囲気を感じて、働くかどうかを決めるといいでしょう。また、経営母体はどんな経営状況か、運営方法に問題はないかなど、事前にしっかりと情報収集することが大切です。

-保育士, 保育関係職で働く, 各施設で働く, 就職・転職・復職など