幼稚園は幼稚園教諭を持ってないと働けないの?保育園との違いを詳しく解説!

幼稚園で働く条件となるのが、国家資格である幼稚園教諭の免許です。

担任を持ったり、教育時間の授業を務めたりするには、必ず幼稚園教諭の資格が必要になります。

しかし、担任以外の仕事なら、幼稚園教諭の資格がなくても働くことは可能です。

この記事では、幼稚園と保育園の違いや、幼稚園教諭の資格取得方法、無資格でも幼稚園で働く方法などをご紹介していきます。

幼稚園での仕事に興味があるなら、ぜひ、参考にしてみてください!

幼稚園とは? 保育園の違い

幼稚園は3歳から小学校就学前の幼児を対象とした文部科学省所管の学校教育施設です。

保育しつつ、児童の心身の発達を促すことを目的とした教育施設で、小学校以降の生活や学びの基盤を培います。

保育園との大きな違いは、所管する省庁と保育する児童の年齢です。

幼稚園が文部科学省管轄なのに対し、保育園(保育所)は厚生労働省所管の児童福祉施設で、0歳から小学校就学前の児童が通います。

他にも、園によって違いはありますが、基本的には幼稚園では4時間の教育時間を過ごし、保育園では8時間の保育時間を過ごします。

夏休みなどの長期休みの運営にも違いがあり、幼稚園は学校と同じく夏休みや春休みがありますが、保育園は基本的には年末年始以外は休みなく預かることが多いです。

幼稚園教諭の取得方法

幼稚園教諭の資格は、高校を卒業したのち、文部科学省が認定した教育課程で学べる大学や短期大学、専門学校を卒業することで取得できます。

幼稚園教諭の免許状は3つの区分に分かれているのも特徴です。

短大や専門学校を卒業している場合は二種免許状、大学を卒業している場合は一種免許状、大学院の修士課程を修了している場合は専修免許状と、卒業した過程によって違います。

二種免許状は所定科目を39単位修得し、短大や専門学校を卒業することで取得できる免許状です。

幼稚園で働く人のおよそ7割が二種免許状と言われています。通信制短大で取得できるのも二種免許状です。

一種免許状は大学で所定科目を59単位修得する必要があります。

将来園長などを目指す場合は、一種免許状が必要になるため、キャリアアップを見越して取得するのもいいでしょう。

幼稚園教諭の一種免許状を取得していて、さらに大学院で修士や専門課程を終了すると、専修免許状を取得できます。

すでに一種免許状を取得しており、将来、幼稚園教諭の育成などに関わりたい方は、通信制大学院等を活用して専修免許状を取得してもいいでしょう。

保育士資格があれば幼稚園教諭が取得できる?

認定こども園で働く保育教諭は、幼稚園教諭と保育士資格の両方が必要です。

認定こども園が増加する昨今、経過措置として、保育士資格しかない保育士でも幼稚園免許状が取得しやすいよう特例制度が設けられています。

具体的には以下の通りです。

保育士資格を持ってから3年間(4,320時間)の実務経験を経たのち、文部科学省実施の幼稚園教員資格認定試験に合格、または所定の8単位を大学で履修すれば、

幼稚園教諭二種免許状を取得できます。

ただし、この特例制度には期限があり、令和7年3月31日まで制度の利用は可能です。

幼稚園教諭を持っていない人が幼稚園で働くには?

幼稚園で働きたい方の中には、幼稚園教諭の資格を持たない方もいることでしょう。

現状、幼稚園には無資格の職員も働いています。ここからは、無資格でも幼稚園で働く方法についてご紹介します。

無資格でも働ける保育補助

無資格の方が幼稚園で働きたいなら、保育補助の仕事がおすすめです。

未経験でも勤める事が可能で、子育て経験などがあれば、その経験を生かして働けます。

保育補助の仕事は、先生や園運営のお手伝いがメインです。

必要な教材をそろえたり、授業の準備を直接的に手伝ったりするだけでなく、掃除や洗濯を担当したり、朝や夕方の預かり保育等で子どもと一緒に遊んだり、給食の配膳を行ったり、園舎の修繕をするなど、仕事内容は園によって違います。

どの業務も、担任業務の負担を減らし、授業や園の運営をスムーズにするのが保育補助の仕事です。

幼稚園では、保育園同様に配置基準があります。

4歳以上は30人につき1人、3歳以上は20人につき1人と決まっており、保育園と変わりません。

3歳児クラスに25人の児童がいる場合は、幼稚園教諭が2名必要な計算です。配置基準を満たしていれば、3人目の職員として無資格の保育補助を置くことができます。

保育士資格保有者の場合

保育士資格を持っているなら、保育補助として働くうえで有利になります。

保育士としての専門知識は子どもと接する上でも役立つため、採用の際にもアピールポイントになるでしょう。

預かり保育を行っている幼稚園なら、預かり保育の職員要件に当てはまる保育士は重宝されるかもしれません。

預かり保育の配置基準では「担当職員の2分の1以上を保育士、幼稚園教諭免許状所有者とすること」としています。

そのため、幼稚園の預かり保育事業においては保育士も頭数に数えることができます。

保育士としては畑の違う幼稚園ですが、預かり保育においては、立場性も経験も十分に生かせるでしょう。

まとめ

幼稚園で働くには、必ずしも幼稚園教諭免許が必要なわけではありません。

無資格でも、保育補助として幼稚園で働くことは可能です。

もし、あなたが保育士資格を持っているなら、保育補助として、預かり保育の職員として活躍できます。

ただし、担任を持ちたいなら、幼稚園教諭の免許取得を考えてもいいかもしれません。

将来キャリアップを目指すなら、一種免許状の取得のために大学への入学を検討するのもいいかもしれませんね。

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