私って保育士向いてない?続けるか悩んだら読みたい対処法まとめ。

子どものなりたい職業ランキングで常に上位に入る保育士は、憧れの職業として認識されています。かわいい子どもたちと一緒に過ごせる保育士は、子ども好きな人にとってはまさに天職ですが、しかし実際になってみると、思い描いていた理想とは違う現実もたくさんあります。憧れが強い人ほど、そのギャップに悩んでしまうもの。この記事では、保育士に向いてないかも…、と悩んだ時の対処法などについて解説します。

保育士に向いていない人の特徴

まずは、保育士に向いていない人にはどんな特徴があるのかを見てみましょう。

短気な人

集団生活に馴染めない子、行動がゆっくりな子など、子どもにはそれぞれ個性があります。一人ひとりにあった関わりができず、急かしたり強く注意したりしてしまうのは、保育士としてふさわしい対応とは言えません。

臨機応変な対応が苦手な人

子ども相手の仕事では、予定にはない突発的な対応が必要になる場面が多々あります。毎日同じ行動を好み、急な予定変更に対応できない人は、保育士には向いていないでしょう。

潔癖症な人

外遊びでの泥汚れ、よだれや鼻水、食べこぼしの清掃など、保育士の仕事には汚れがつきものです。また、おもらしや排便はもちろん、下痢や嘔吐物の処理をすることもあります。これらは、子どもが清潔で衛生的な生活を送るための、保育士の大切な仕事です。潔癖症の人には厳しいと言えるでしょう。

人前で話すことが苦手な人

子どもに手遊びや絵本の読み聞かせをしたり、行事で司会をしたり、お遊戯の見本として子どもの前に出て踊ったりと、保育士は人前に立つことが多い仕事です。最初は慣れなくても、何度も経験するうちにだんだん克服するものですが、どうしても難しいと感じる人には、保育士の仕事は難しいかもしれません。

保育士に求められる適性・資質

続いて、保育士に向いている人の特徴や、保育士に求められている資質にはどんなものがあるのか、保育士として働く上で必要な要素を3つ紹介します。

子どもが大好き

「子ども好きなだけでは保育士は務まらない」と言われることがあります。ですが、まず大前提として、子どもが大好きでなければ、保育士という仕事は絶対に務まりません。園児の安全と健康を保証し、楽しい園生活を送れるよう日々サポートする保育士の仕事内容は非常に多岐にわたります。決して楽な仕事ではないため、大変なことも多いのが現実ですが、それでもこの仕事を続けられるのは、「子どもが大好き」という大前提の熱意があるからこそ。保育士にとって最も必要な要素です。

コミュニケーション能力がある

子ども、保護者、上司や同僚、地域の方々など、様々な年代の人と関わる保育士には、良好な関係を築くためのコミュニケーション能力が求められます。保育の仕事はチームワークで成り立っています。周囲と密なコミュニケーションや連携をとることで、園児の事故や怪我を未然に防ぐことができるのです。

体力や忍耐力がある

毎日元気いっぱいに走り回る子どもたちと遊んだり、抱っこやおんぶをしたり、重い遊具を運んだりと、保育士の仕事はかなりの体力を要します。また、子どもたちは、大人の思った通りに行動してくれることばかりではありません。泣いたり駄々をこねたりと、心身の成長に伴い様々な感情を全身で表現します。子どもの葛藤や、その時々の気持ちに寄り添い、ゆとりを持って自ら行動するのを見守る忍耐力も必要になります。

保育士に向いていないと感じてしまう理由

大好きなはずの仕事なのに、自分には向いていないかも…と悩んでしまう人も多くいるのではないかと思います。どうしてそう感じてしまうのか、その様々な理由を見てみましょう。

業務量の多さや労働時間の長さ

保育士不足の影響もあり、一人の保育士が抱える業務量は増え続けています。持ち帰りの仕事ゼロを目指す園も増えてきていますが、行事や独自のプログラムに力を入れている園であれば、就業時間内では準備が間に合わず、結果的に自宅での作業を余儀なくされるのが現状です。十分な休息が取れないことから、心身の不調に繋がるケースも多くあります。

責任の重さ

子どもたちは活発で、予想外の行動を取ることがあるため、よく怪我をします。軽度な怪我であればさほど心配はいりませんが、友だちからの噛みつきが続いたり、受診が必要な大きな怪我をしてしまうことも。園からの謝罪に対し納得してくれる保護者ばかりではないため、怪我をさせてしまったことを責められる場合もあるでしょう。

また、近年多くなっている食物アレルギーを持つ子どもへの誤食のニュース。園ごとにしっかりとしたマニュアルが存在し、細心の注意を払って対応をしているはずですが、ヒヤリとした経験をお持ちの保育士もいるのではないでしょうか。

以上のように、たくさんの子どもたちと過ごす保育園では、ほんの少しの気のゆるみや注意不足から、重大な危険に繋がるケースは少なくありません。そんな場面に接した保育士の中には、責任の重さに耐えられず、自分には向いていないのでは…と感じてしまう人もいるでしょう。

子どもに厳しくしてしまう/子どもを叱れない

子どもが大好きで保育士になったはずなのに、子どものささいな行動にイライラ。強く叱ってしまったりすることに罪悪感を感じたり、逆に、注意しなければならない場面で叱れなかったりと、子どもたちへの対応に頭を悩ませる保育士もいます。「あの先生は上手に子どもと関われているのに、どうして自分はできないんだろう」と、他の保育士と比べてしまい、自己嫌悪に陥ってしまうのも、真面目な保育士ならではの悩みです。

保護者対応

保育の現場において、必要不可欠な保護者対応。保護者によって価値観や感じ方、また家庭ごとのルールは様々なので、個々に合わせた細やかな対応が求められます。また、言葉や伝え方を誤ると思わぬトラブルに繋がることもあり、その対応の難しさに苦手意識を持ってしまう保育士も多くいます。

職場の人間関係

一般企業とは違い、ごく限られた人数で運営する保育園。毎日ほぼ同じ人間関係で、狭い空間で長時間を過ごすため、人間関係の悩みが尽きることはありません。近年、男性保育士が活躍する園も増えてきてはいますが、まだまだ女性が中心の保育の現場。男性と比べ、女性は感情に基づいて行動する性質があり、それにより感性豊かで愛情深い関わりができるのですが、その感情がマイナスに働くと、嫉妬や妬みなどの気持ちを抱き、結果人間関係のトラブルに繋がるケースがあります。

保育士に向いていないかも…と感じた時の対処法

向いていないと感じる理由を紙に書き出す

まずは、自分がどうして向いていないと感じているのか、その理由を全て書き出してみてください。何ができていて何ができていないのか、できないものは、少し頑張れば手が届くのか、それとも経験を重ねないと解決しないものなのか、自分自身の現在地を客観視することで解決することもあります。最初から全てをこなせる人はいません。時間が必要な場合もあることを理解すれば、心が軽くなります。

周囲に助けを求める

仕事に追われていたり、悩みを抱えている時には、周囲に助けを求めましょう。仕事熱心で真面目な保育士は、誰かに相談したり手伝ってもらったりすることに苦手意識を感じる人も多くいます。ですが、困っているのはあなただけではないかも。一見完璧そうに見える同期や先輩も、意外と同じような悩みを抱えていたりするものです。助けてくれる人は必ずいますから、素直に周囲に頼ってみてください。

プライベートの時間を楽しむ

仕事に疲れてしまった時には、自分だけのために時間を使うことも大切です。責任感の強い保育士は、休むことをためらってしまいがちですが、思い切って仕事から離れて、プライベートの時間を充実させてみましょう。旅行に出かけたり、運動したり、趣味に没頭したりすることで、頭がすっきりして新しい視点に気付くことができます。

仕事だと割り切る

職場の人間関係で悩んでいる場合、仕事は仕事だと割り切ることもおすすめです。同じ保育士とはいえ、価値観や考え方にそれぞれ違いがあり、どうしても合わない人は出てくるものです。そんな時は、仕事上の関係だと割り切り、必要最低限のコミュニケーションのみ取るようにして、自分にとって無理のない距離感で接するようにしてみましょう。

転職する

どうしても今の環境が辛いと感じているのなら、他園へ転職という道もあります。うまくいかないことが続くと、自分が保育士に向いていないのでは、と思い悩んでしまうことがあるかと思いますが、実は職場が合っていないだけということもあります。無理に働き続けて心身に不調をきたしてしまう前に、自分の良さを活かせる新しい環境で再スタートを切る方が良い場合もあります。

まとめ

今回は、保育士に向いていない人の特徴や、保育士を続けるかどうか悩んだ時に読んでほしい内容についてまとめました。人の命を預かる責任の重い仕事のため、思い悩んでしまうこともあるかと思いますが、初めから完璧な人は一人もいません。周りに頼りながら、決して焦らず、ご自身のペースでキャリアを築いていってくださいね。

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