保育園で、子どもたちに大人気の手遊び。ちょっとした空き時間や絵本の読み聞かせ前、食事の前や活動の導入時など、様々な場面で取り入れることができます。今回は、保育園で人気の手遊びを、乳児・幼児別にご紹介します。新しくレパートリーを増やしたい保育士さんや、これから保育士になる学生さんもぜひ参考にしてみてくださいね。
乳児クラス向け手遊び
0〜2歳の乳児クラスには、簡単でわかりやすく、繰り返しのある手遊びがおすすめです。大人が見本を見せるときは、ゆっくりめなテンポで表情豊かに行ないましょう。
1.はじまるよ
お話をする時や絵本を読む時などに、子どもたちの注目を引く定番の手遊びです。
2.とんとんとんとんひげじいさん
とても簡単な手遊びなので、0歳児から楽しめます。アレンジバージョンとして、子どもたちに人気のあるアンパンマンやドラえもんに歌詞を代えても喜ばれます。
3.グーチョキパーでなにつくろう
たくさんアレンジができる定番の手遊びです。
4.むすんでひらいて
繰り返しが楽しい手遊びです。手遊びだけでなく、体を動かす運動遊びとしても使えます。
5.あたまかたひざぽん
繰り返し歌うことで、自然と体の部位を覚えることができます。
6.おべんとうばこのうた
歌詞に出てくるアリやぞうだけでなく、いろんな動物にアレンジして楽しめます。
7.げんこつやまのたぬきさん
保育士やお友だちと一緒に触れ合い遊びとしても楽しむことができます。
8.ぼうがいっぽん
歌詞の中にある、「上を向いて、下を向いて、〇〇どこだ?」の〇〇を子どもたちや保育士の名前に代え、見つけたら指をさすという遊びを取り入れることで、自然と友だちや保育士の名前と顔を覚えることができます。
9.キャベツの中から
あおむしの家族が登場する、ニョキニョキというフレーズが楽しい春の定番手遊びです。
最後はちょうちょがひらひらと飛んでいく姿を演出するととても喜びます。
10.さかながはねて
はねた魚が体のいろんなところに付くのが楽しい手遊びです。「おててにくっついたのは?」「おなかにくっついたのは?」と簡単なクイズを出すことで、子どもたちとの掛け合いも楽しめます。
11.くいしんぼうゴリラ
おなかの空いたゴリラが食べ物を見つけていくストーリーです。レモンを食べた時のすっぱい表情や、たまねぎを食べられなかった時の悲しい表情に盛り上がります。
12.いとまき
「できたできた、〇〇ちゃんのおくつ」と、子どもの名前を入れて歌うと喜びます。
13.バスごっこ
乗り物が大好きな乳児さんにぴったりの手遊び歌です。保育士と触れ合いながら遊ぶことができます。
14.カレーライスのうた
子どもたちに大人気のメニューであるカレーライスの手遊びです。歌いながらカレーの作り方を知ることができます。
幼児クラス向け手遊び
幼児クラスでは、体をオーバーに使ったものや言葉の響きがおもしろいものが好まれます。定番のものでもスピードを早めたり極端に遅くしたりするなど、様々なアレンジをすることで喜んで参加してくれます。また、クイズ形式のものにも興味を示し、友だち同士で笑い合いながら答えてくれるのでおすすめです。
1.おちたおちた
落ちたものを、「りんご」や「雷」の他、大きなものや重たいものなどアレンジすることで、子どもたちは様々な反応を示してくれます。
2.チョコレート
子どもたちの大好きなチョコレートを手遊びにした、人気のある歌です。星のチョコレートは「キラキラ」、ハートのチョコレートは「ドキドキ」など、振付がとてもかわいらしく、いろんなアレンジができます。
3.やおやのおみせ
保育士が野菜の名前を言い、子どもたちが八百屋にあるものを当てていくゲーム要素のある手遊びです。「メガネ」や「ケーキ」など、野菜ではないものを混ぜることで子どもたちとのやりとりを楽しめます。八百屋の他、パン屋やおもちゃ屋など、いろいろなアレンジを楽しめます。
4.ペンギンマークの百貨店
どっきんどっきんわくわくの振付がとてもかわいい手遊びです。
5.なっとうのうた
なっとうの表現を楽しめる手遊びです。おかめなっとうの顔の動きをオーバーにすると子どもたちは大笑いします。
6.三ツ矢サイダー
ボンボボンのリズムや、冷たくしないでの動きがとてもかわいらしく、子どもたちに人気のある手遊びです。
7.いわしのひらき
ズンズンチャッチャの動きや音が楽しい手遊びで、子どもたちと一緒に盛り上がれます。
8.ミックスジュース
「お口はチェリー、チュ」の動きがかわいい手遊びです。果物だけでなく、野菜などを混ぜて歌っても楽しく歌えます。
9.大きくなったら何になる
大きくなったら何になる♪【手遊び歌】【保育士実演】
子どもたちに人気のある仕事が出てくる手遊びです。歌詞の中にある職業の他、様々な職業にアレンジして歌うことができます。
10.三匹のこぶた
発表会などで定番の劇、三匹のこぶたの手遊びです。劇の導入としても使えます。
11.奈良の大仏さん
歌いながら鳥の数え方を学べます。
まとめ
特別な材料を必要とせず、いつでもどこでも楽しめる手遊び。定番の歌でも、歌詞や動きにアレンジを加えることで、何度でも楽しむことができます。子どもたちをどれだけ楽しませることができるかは、保育士さんの腕の見せどころです。ぜひレパートリーを増やし、子どもたちの人気者になってくださいね。