保育現場で使える【おすすめシアター4選】ペープサートやパネルシアターの特徴と違い

保育現場でおなじみの◯◯シアター。あなたは使っていますか? ペープサートやスケッチブックシアターなど「一度は聞いたことがある!」という人もいるかもしれません。この記事では、シアター系の出し物は使ったことがない、どんな魅力があるのかわからないという方のために、保育現場で代表的な4つのシアターをご紹介します。シアターそれぞれの特徴や違い、どんな場面で使えるのかなどにも触れていきますので、ぜひ、参考にしてみてください!

ペープサート

ペープサートとは紙製の人形劇のことを指します。英語のPaper Puppet Theatreが元となり、ペープサートと呼ばれるようになったようです。一般的には、画用紙に描いたイラストを切り抜き、割り箸の棒に貼り付けて人形を作ります。多くの場合、背景などは用意せず、紙人形だけでお話を展開させます。

ペープサートの材料は紙や割り箸ですので、身近なもので手軽に制作できるのが利点です。くるっと回すだけで表裏を返すことができ、物語の展開に使えます。例えば、キャラクターを変身させたり、登場人物の泣き顔を笑顔にさせたり、見ている子どもたちにとってもとてもわかりやすいです。

表裏のあるペープサートは、裏のイラストが見えないように演じなければなりません。子どもたちの前で上演する際には、事前に鏡などで確認しながら、上手に演じられているか練習しておくといいでしょう。

歌にあわせたり、手作りしたり

「はたらくくるま」など、人気の歌の歌詞にあわせて、救急車や消防車などを登場させるのも楽しいでしょう。表裏をうまく使うと、たくさんのくるまを登場させることができます。

年中や年長の児童であれば、自分たちでペープサートを作り、上演を楽しむことも可能です。お芝居の場合は、登場人物の少ない物語を選ぶようにしましょう。

パネルシアター

パネルシアターは、パネルボードを舞台に上演するお芝居です。紙芝居の2倍も3倍も大きなパネルは迫力があり、子どもたちも集中して物語に入り込めます。お芝居だけでなく、クイズや絵あそびとして用いても楽しいです。

パネルシアターには、フランネル生地等の起毛した生地と、登場人物を描くPペーパーという不織布を用います。パネル布もPペーパーも摩擦があるため、貼り付けたり剥がしたりするのも簡単です。

一般的には、パネルをイーゼルなどに立てかけたり、パーテーションやブロック等で支えたりして上演します。

既存の絵本をパネルシアターにした製品も多いため、予算さえあれば、手作りではなく市販のパネルシアターを利用してもいいかもしれません。

毎年恒例の出し物としても

壊れることも少ないため、一度作れば長年使い続けられるのがパネルシアターの良さです。耐久性があるため、ひなまつり、七夕、ハロウィン、クリスマスなど、年に1回の行事に恒例の出し物として使ってもいいでしょう。

スケッチブックシアター

スケッチブックシアターは、スケッチブックをめくりながら展開する出し物です。クリアファイルをレイヤーに使えば、絵の上にちょうちょが飛んだり、ろうそくに火が点いたりするような表現もできます。

スケッチブックというと手書きのイラストで制作したくなりますが、画用紙を使って描くほうが発色良く、見栄え良く仕上がります。

スケッチブックはA3などの大きなサイズを使ってもいいですが、A5サイズなどの比較的小さなサイズのスケッチブックを用いるのもおすすめです。教室で大人数に見せるなら大きめに、テーブル等で少人数の子どもに見せるなら小さめにするなど、環境や目的にあわせてサイズを選びましょう。

日々のお助けアイテムとして

スケッチブックシアターはサッと取り出して使えるのも便利なところです。給食が配膳されるまでのちょっとした時間調整や、バス遠足時の休憩など、手遊びなどの代わりとしてスケッチブックシアターを利用してもいいでしょう。児童たちの注目をひきつける際に、導入として用いるのもおすすめです。

エプロンシアター

エプロンシアターとは中谷真弓考案のエプロンを舞台にした人形劇です。マスコットを貼り付けたり剥がしたりしながら上演する点は、パネルシアターに似ています。

エプロンシアターの魅力はポケット等のしかけです。エプロンのポケットから次々とマスコットが飛び出てくれば、子どもたちは驚きと楽しさでいっぱいになるでしょう。

エプロンの素材には、フレンチパイル地等の起毛した生地を使用することが多いです。マスコットには面ファスナーの凸側をつけておけば、エプロンのどの部位にも貼り付けることができます。

フレキシブルに上演できるエプロンシアター

保育者の姿や表情が、子どもたちからしっかり見えるのもエプロンシアターの利点です。先生が絵本を読み聞かせてくれるような安心感があり、シアターを楽しみ慣れていない乳幼児クラスの子どもも楽しむことができます。

とくにエプロンシアターではパネル等の設置が必要ありません。立ち上がって動き回ってしまう児童の多いクラスなら、ケガの心配も必要なさそうです。保育者自体がお芝居の舞台となるため、フレキシブルに上演でき、臨機応変に上演できるでしょう。

エプロンシアターは準備次第で日常的に用いることもできます。内容によっては、特別な日の出し物としても子どもたちには喜ばれるでしょう。

4つのシアターを上手に利用して

今回紹介した4つのシアターは、自分で手作りすることも、市販品を購入することもできます。手間と時間はかかっても、一度作れば何度か再利用できるシアター系の出し物は、円滑な保育を行ううえでも役立つアイテムです。ネット上では無料の型紙や台本のアイデアなども共有されているため、一度参考にして自分だけのシアターを作ってみてはいかがでしょうか。

 

-保育士のコラム