保育士の給与・年収について
保育士の平均給与は26万円です。令和4年度の10名以上の組織を対象に実施した調査での金額として示されています。
また、保育士の平均年収は384万円です。年間賞与などを含めると380万円程度になります。(参考:賃金構造基本統計調査 / 令和4年賃金構造基本統計調査)
次に、保育士以外の職種との比較を紹介します。
保育士と幼稚園教諭の平均年収
幼稚園教諭の平均年収は394万円(賞与などの特別給与込み)です。保育士が平均年収384万円なので、年間10万円ほどの差があります。
しかし、大きくは異なりません。どちらかといえば幼稚園教諭のほうが高いですが、勤務先や役職によってはどちらが高いかは変動する可能性があります。
女性労働者の平均年収と比較した場合
女性労働者の平均年収は416万円です。(職種問わず)
保育士の平均年収は384万円なので、32万円ほど異なります。
1ヶ月の給与額程度の差があるので、平均的な女性労働者よりは少し低い可能性が高いです。
社会一般的な平均年収と比較した場合
社会の一般的な年収を見てみると、520万円ありました。
保育士の平均と比較すると100万円以上の差があります。
保育士は女性が多いのと、平均年収のデータでの年齢が42.8歳というのも影響しています。
一般的には、年齢が上がるほど年収も上がる傾向にあります。
ただし、それらを考慮しても保育士の平均年収はやや低いといえるでしょう。
保育士の給与・年収は上がる?
保育士の給与・年収はどうやったら上がるのか気になる人は多いでしょう。
ここでは、勤続年数・役職や国からの補助的な制度で給与が上がるか説明します。
保育士の給与・年収は勤続年数や役職で変わる?
保育士の給与・年収は、勤続年数や役職で変わります。
勤続年数を重ねると、主任や園長に昇進する可能性が高く、昇進すると手当が付くので給与も上がります。
役職がつかなくても、勤続年数に応じて少しずつ昇給していくところが多いです。
保育士の国からの補助的な制度で給与はあがる?
保育士は国からの補助で給与が上がる可能性があります。
現在、処遇改善として国からお金が出ています。例えば、7年以上勤務し専門分野の研修受講など条件を満たすと月額4万の処遇改善を受けることができます。
他にも、3年以上が対象の処遇改善や全職員対象の処遇改善もあります。
保育士の求人数は増えてるの?
地域にもよりますが、保育士の需要は増えてきています。人口の多いところでは共働きや、シングル家庭などが多くなってきているため、自分の働きたい勤務体系が選べる求人もあります。
まとめ
保育士の給与・年収の事情について解説しました。
年収は一般的な職業よりはやや低い水準です。しかし、勤続年数や役職などで変わります。
また、保育園によっても給与体系は大きく違います。
現在、求人数が増えており、働きやすい勤務体系が選べる場所も多いです。給与・年収が気になっているなら、ぜひ「リスジョブ」にご相談ください。転職サポートを受けられます。