【2023年9月】季節に合わせた保育の製作アイディア6選

9月は園児たちがワクワクするような行事がたくさんあります。製作を通して、子ども達の好奇心や集中力を養いましょう。今回は、9月におすすめの製作アイディアをまとめてみました。

お月見のサンキャッチャー

材料と使う道具

色画用紙
クッキングシート
花紙
麻紐
のり
両面テープ
はさみ

作り方

はじめに黄色の色画用紙を丸く切ります。その後に切り取った丸の中も丸く切り抜きます。クッキングシートは、切り抜いた丸の外周よりも少し大きめにハサミで切ります。

すべて切り終わったら、黄色の丸に丸く切ったクッキングペーパーを両面テープで貼っていきます。土台の完成です。

次に画用紙にうさぎの絵を描き、そのまわりを切ります。花紙も細かくちぎっておきます。この時に入れ物に入れておくと、園児も取りやすく、作業がしやすくなりますよ。

土台にちぎった黄色の花紙をのりで貼っていきます。花紙は、とても薄く張りにくいので、花紙にのりをつけるのではなく、土台にのりをつけるようにすると、貼りやすくなりますよ。

貼り終わったら、子どもにうさぎの顔を描いてもらい、土台にのりで貼ります。

土台の上の方をパンチで穴をあけて、麻紐を通したら完成です。

パンチは、保育者が行うようにしましょう。

今回は、黄色の花紙のみを使用しましたが、月の色は、黄色だけではないので、オレンジや白の花紙も用意しておくと、子ども達の自由度が上がり良いですよ。臨機応変に製作してくださいね。

完成したら、窓に貼ってみたり、空にかざして見てみましょう。光を通すのでキラキラしていて、園児たちも夢中になること間違いありません。

野菜スタンプで敬老の日カード

材料と使う道具

色画用紙
野菜の切れ端
絵の具
クレヨン
はさみ

作り方

お好きな色の色画用紙を適当なサイズに切ります。次に白い画用紙を先程切った色画用紙よりも少し小さいサイズで切って、2枚をのりで重ね合わせます。

まずは、子ども達にじゃがいもの切り口で2つスタンプしてもらいます。2つスタンプが終わったら、クレヨンでおじいちゃんとおばあちゃんの顔をその中に描いてもらいます。

描き終わったら、そのまわりを好きな野菜でスタンプしてもらい、乾燥させます。野菜の切れ端は、使う前にキッチンペーパーなどで切り口を拭いて少し乾燥させておくことをおすすめします。時間がなければ、そのままでも問題はないです。

最後に乾燥したら、おじいちゃん、おばあちゃんへの感謝の気持ちの「いつもありがとうございます」といったメッセージを入れます。文字が書ける子どもには、ペンで書いてもらい、書けない子どもには保育者が書いてあげましょう。

心のこもったカードに、おじいちゃん、おばあちゃんは、孫の成長を感じ、喜んでくれること間違いありませんよ。

野菜スタンプは、本物の野菜を使うことで、野菜の名前を覚えたり、子どもの観察力を磨くことができる画期的な遊びです。ぜひ園の製作で活用してみてくださいね。

運動会応援フラッグ

材料と使う道具

色画用紙
折り紙
絵の具
クレヨン
割り箸
セロハンテープ
のり
はさみ

作り方

まずは絵の具で子どもの手形をとります。手形が乾いたら、手形のまわりをはさみで切ります。

危ないので、手形をはさみで切る時は、保育者が切ってあげるようにしましょう。

子どもを折り紙に描いて切り、手形と一緒に色画用紙に貼っていきます。

色画用紙を裏返し、割り箸を貼ります。割り箸を貼ったら、割り箸を覆うように色画用紙を折り、テープで貼ります。

園児に顔を描いてもらったり、まわりにクレヨンで絵を自由に描いてもらい、完成です。

手形をとった後は、石鹸できれいに手を洗ってくださいね。

運動会までは、壁面飾りとして使用し、運動会当日は、保護者や園児に旗を持ってもらい、応援することもできます。世界に1つだけのオリジナルな旗で運動会を楽しみましょう。

とんぼのメガネ

材料と使う道具

色画用紙
クレヨン
セロハン紙
割り箸
両面テープ
はさみ

作り方

まずは画用紙に丸を描いて切ります。切り取ったら、丸の中もさらに丸く切ります。セロハン紙を最初に切り取った丸の外周よりも少し小さいサイズに切ります。次にとんぼの羽を切ります。

切り取った丸にセロハン紙を貼っていきます。とんぼのメガネの部分は完成です。

割り箸にメガネと羽を貼り付ける前に、子どもにメガネのふちと羽の部分をクレヨンで塗ってもらいましょう。

塗り終わりましたら、割り箸に貼っていきます。貼る時に両面テープの剥離紙がはがれにくい場合もあるので、子どもが貼り付けるときは手伝ってあげるとスムーズですよ。これでとんぼのメガネの完成です。

割り箸を使うので、とんぼのメガネで遊ぶときは、お友達の目や身体にさしてはいけないことを約束させましょう。

いつも見ている景色もとんぼのメガネを覗けば、また違った世界が広がっていて、子どもの好奇心を揺さぶる作品となっています。

秋のお散歩の時などにとんぼのメガネを持っていくと、いつものお散歩がより楽しくなりますね。ぜひ、童謡の「とんぼのメガネ」を歌いながら、お散歩に活用してみてくださいね。

カラフルきのこ

材料と使うもの

色画用紙
折り紙
のり
スポンジ
絵の具

作り方

きのこの傘と石づきの部分を描いて切っていきます。きのこの傘の部分は白い画用紙、石づきは茶色や薄いオレンジ色の色画用紙で作ると良いですよ。

すべて切り終わったら、貼り合わせてきのこの形を作ります。

また、スポンジは小さくカットしておきます。

筆で絵の具をスポンジにつけて、きのこの傘にスタンプをするようにつけていきます。新聞紙をひいて行うと、テーブルが汚れる心配もなく、楽しむことができます。

年齢が小さいクラスでは、筆ではなく、事前に乾燥させた絵の具を使うと、服やテーブルが汚れて困るということがなくなり、きれいに製作することができます。乾燥させた絵の具を使うときには、スポンジは少し水につけてくださいね。

スポンジで色をつけて、乾燥させたら完成です。

完成したきのこは子ども達の個性が出ていてとても面白いです。年長さんのクラスでは、きのこの傘と石づきを組み合わせるところからやってもらうのも良いですね。年齢に応じて、製作方法を変えていきましょう。

輪飾りでぶどう

材料と使うもの

折り紙
はさみ
のり

作り方

まずは、折り紙を短冊に切っていきます。この時に、折り紙の色は、ぶどうの色と同じ色になるように、紫や青、緑や黄緑にすると良いでしょう。

子ども達にぶどうの形になるように輪飾りを繋げてもらいます。

保育者が作った見本を1つ置いておき、あえてつなぎ方は説明せずに、子ども達の想像力に任せて見守りましょう。

とてもシンプルな製作ですが、子ども達は集中して製作してくれて、美味しそうなぶどうを作ってくれます。

あえて細かく作り方を説明しないことで、子ども達の想像力を養うことができます。

年長の子ども達は、のりで輪飾りを作るのではなく、ホチキスを使う練習にもなるので、ホチキスで作っても良いですね。ホチキスを使う際には、保育者は常にそばで見守るようにしましょう。

まとめ

今回は、9月の保育で使える製作アイディア6選をご紹介しました。

9月は、1年の中でも行事が多い月なので、製作を通して子ども達に日本の行事に興味を持ってもらいましょう。

子ども達と製作の時間を楽しんで下さいね。

-保育士のコラム