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今回は、現役保育士の立場から9月にぴったりの絵本をまとめてみました。
乳児向けと幼児向けに分けておすすめの作品を紹介します。
絵本選びで迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
乳児向けのおすすめ絵本
さつまのおいも
おすすめの理由は、絵本のストーリーに合わせた楽曲があり、読み聞かせやすいところです。
読み聞かせが苦手なかたでも、歌に合わせてテンポよくページをめくれば大丈夫です。
おいもたちは人間と同じく生活しているのですが、焼き芋大会のときに子どもたちと勝負する物語です。
綱引きやおならのシーンでは音楽が盛り上がるので、乳児でも飽きずに楽しめますよ。
秋の味覚の焼き芋がおいしい季節にぴったりの絵本です。
おつきみおばけ
おすすめの理由は、「お月見」を題材としていて季節を感じられるところです。
お話は、おばけの住む森でうさぎが迷子になるところから始まります。
やさしいおばけは、泣いているうさぎをお月見に誘います。
おばけは泣き止ませるためにお団子に変身するのですが、うさぎは本物だと思いかじってしまいます。その先はどうなるのでしょうか。
絵本を手にとって、子どもたちと一緒に結末を見てみましょう。
おつきさまこんばんは
おすすめの理由は、0 歳児から飽きずに読み進められるところです。
お月見の主役「月」が主人公になっているお話です。ゆっくりと夜空に登場する笑顔の月や雲が出てきます。
最後のページでは「あっかんべー」とおちゃめな表情もしているので、子どもと一緒にまねしてみてください。
また、月と雲が仲良く描かれているので、実際の月を見るときも子どもに「どんな表情をしているかな?」と話しかけてみるのもいいと思います。
パパ、お月さまとって
おすすめの理由は「月に触ってみたい」と思わされるワクワクするストーリーです。
お話の内容は、娘のモニカがパパに「空にいる月をとってきて」とお願いするところから始まります。
娘にお願いされたパパは、とても長い梯子を登って月に話しかけに行きます。パパが言われたこととは?娘のモニカは月を手にできるのでしょうか。気になる人は、ぜひ読んでみてください。
「はらぺこあおむし」ファンならおすすめの1冊です。同じ作者のエリック・カールさんが描いています。
ばけばけばけばけ ばけたくん
おすすめの理由は「おばけ=こわい」と思わせないポップな色使いの絵と、食べたものに変身してしまうばけたくんの表情です。
物語のはじめのばけたくんは、大きな目玉でチャーミングな顔です。しかし、ペロペロキャンディをなめると、あっという間に別の姿に変身します。
納豆やイクラなどを食べたらどうなってしまうのか、楽しみながら見ることができます。
ちなみに、ばけたくんはシリーズになっている絵本です。子どもの反応がよかったら、2冊目、3冊目を買ってみてもいいでしょう。
どんぐりころころ
おすすめの理由は、有名な「どんぐりころころ」の歌詞と絵が描いてあるところです。
歌いながら絵でも楽しめるので、0歳児や1歳児にぴったりです。
他にもいろいろな歌のシリーズがあるので、子どもと一緒に歌を覚えられます。
秋はどんぐりをよく見かける季節なので、どんぐりがより身近に感じられます。
また、歌絵本としては定番なので、一度手にとってみてはいかがでしょうか。
パオちゃんのうんどうかい
おすすめの理由は、秋に開催されるイベントの運動会を題材にしているところです。
町の運動会で、パオちゃんたちが紅組白組に分かれて競うお話です。かけっこ・玉入れ・綱引きなどの種目が描かれています。
綱引きのシーンでは「おーえすおーえす」と掛け声もあるので、子どもと一緒に言いながら読み進められますよ。
大玉転がしでは、主人公のパオちゃんチームの玉が勢いよく転がって驚きの結末に……
運動会シーズン前におすすめの1冊です。子どもたちに読み聞かせると競技をイメージしやすくなると思います。
幼児向けのおすすめ絵本
どうぞのいす
おすすめの理由は、自分のことだけではなく、ほかの動物たちのことも考えてあげられる優しさに触れられるところです。
物語は、ウサギさんが可愛いイスを作って「どうぞ、ご自由にお使いください」という立札とともに、野原に置くところから始まります。
最初にロバさんがひと休みして、感謝のしるしにどんぐりをイスの上に置きます。そこから、通りがかりの動物たちが順番に登場してイスの上にある食べ物がどんどん変わっていきます。最後はどんぐりが何になるのでしょうか。
思いやりのある、あたたかいストーリーで心がほっこりします。秋の木の実として、どんぐりや栗などが出てきます。
よーいどん!
おすすめの理由は、たった一言の「よーいどん」と面白く言い換えているところです。
お話のはじめにあるセリフ「よーいうどん!」の部分をコミカルに言えば、子どもが大笑いしてくれるでしょう。公園などで、かけっこをするときに使ってみてください。
まぬけな掛け声からはじまりますが、運動会はクライマックスに近づくと同時に油断できない展開に。インパクトの強い掛け声だけではなく、物語の内容も良い絵本です。
さるかにがっせん
おすすめの理由は、一度は読んでおきたい日本の昔話だからです。物語から学べることがたくさんあります。意地悪なサルと、堅実なカニのお話で読みやすい内容です。
自分のことばかり考えて、柿を独り占めしようとしたサルはカニに怪我をさせてしまいます。しかし、反省する気配がありません。
こらしめようとする子ガニやハチたちが立ち上がります。どんな作戦でサルに仕返しするのでしょうか、結末やいかに。
自分勝手にふるまって意地悪をするとどうなるのかという教訓や、カニさんのように助けてくれる仲間の大切さがわかる作品です。
つみつみでんしゃ
おすすめの理由は、秋の味覚を楽しみながら学べるところです。
動物たちが乗った電車がいろんなところに停車して、味覚狩りをするお話です。
列車が止まるたびに車掌さんが声をかけ、ぶどう狩りやきのこ狩りをします。子どもの好きな動物や、食べ物がないか一緒に探してみてください。同じ展開の繰り返しが多く、わかりやすい内容なので、2〜3歳の子どもにおすすめのお話です。
14ひきのおつきみ
おすすめの理由は、描かれている絵の美しさです。すすきなど、お月見にまつわる植物がとてもきれいに表現されています。
14匹のねずみの家族が主役なのですが、とくに活気のある子どもたちが月見台を作るのに奮闘するという物語です。
月見台を作成する過程でも、さまざまな視点から描写されています。
絵がきれいな作品を子どもに見せたいなら最適です。シリーズになっているので、まず1冊手にとって見てください。気に入る人は多いと思います。
もりのおふろ
おすすめの理由は、森のおふろでいろいろな動物が仲良く洗い合うところです。
最初はライオンがやってきて、次にゾウが来てライオンの背中を流してあげます。三番目に、ワニが来てゾウの背中を洗う、というようにつぎつぎに動物が登場します。
夜が寒くなってくる9月に読むと、楽しくお風呂に入れそうです。絵本の内容のように、背中を流しあって親子でコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか。保育園や幼稚園では発表会の題材にもなる有名な作品なので、持っておいて損はありません。
どんぐりむらのぼうしやさん
おすすめの理由は、主人公の3粒のどんぐりがとてもキュートなところです。
小さい手足で表情をころころ変えながら、どの帽子が似合うのか試している姿がとてもかわいいです。
木の種類が絵本に載っているので、どんぐりが拾えるスポットで子どもと一緒に「どれかな?」と見比べるのもいいと思います。
ふと、どんぐりを見つけるたびに絵本を思い出すようなほっこりできる作品です。ちなみに、シリーズで展開されているので帽子屋さんが気に入ったら別の作品を見てみるのもおすすめです。
まとめ
今回紹介した16冊のおすすめの絵本は、実際に職場の保育園で読み聞かせたときに子どもの反応がよかった作品です。
乳児向けの絵本は、楽しく歌にあわせて読めるものが多いです。また、幼児向けの絵本では秋の植物を学べたり、ストーリー性のある作品を選びました。
読み聞かせは子どもと時間を共有できる大切な時間です。ぜひ、お気に入りの1冊を見つけてみてください。