【10月の園だより】書き出し/締めの言葉の書き方・文例集

10月は行楽シーズンとしても最適な季節です。運動会やハロウィン、遠足はもちろん、さつまいもの収穫体験などを企画している保育園や認定こども園も多いですよね。保護者が一緒に参加するイベントも多く、協力が欠かせません。また、季節の変わり目でもある10月は、衣替えのシーズンでもあります。昨今は地球温暖化の影響で、10月とはいえ例年よりも暑い日が多いです。衣替えの時期のお知らせや、どのように衣服を調整すればいいかなど、伝えることが多くなるでしょう。10月の園だよりの書き出しにお困りなら、ぜひ、参考にしてみてください。

10月の時候の挨拶・書き出しの文例

季節の変化に触れたり、子どもたちの成長を伝えたり、あなたはどんな内容の書き出しから園だよりをスタートさせたいですか? ここからは、地域別に季節に触れた書き出しや、乳幼児たちの年齢別に成長を記した書き出し、行事への協力を呼びかける書き出しなど、各視点からおすすめの書き出しをご紹介していきます。

地域別(沖縄、北海道)

同じ日本とはいえ、沖縄と北海道では気温が大きく違います。

平均気温を見ると、沖縄は平均25℃程度、北海道は平均11℃程度まで冷え込み、その差は15℃前後です。

これだけ気温が違うと季節の進みも違い、当然、保育園での生活様式や行事なども変わってきます。沖縄は本州でいうところの9月頃の陽気ですが、北海道では関東の初冬や、温暖な地域の真冬くらいの季節感です。

本州にお住まいの方も、地域の季節感に合わせながら10月ならではの書き出しを考えてみましょう。

沖縄

10月に入り季節は秋真っ盛り。それでも、まだまだ暑い日が続くようです。熱中症対策を引き続き行ないながら、夏にはできなかった外遊びを思い切り楽しみたいと考えています。

暑い、暑いとはいえ、トンボを目にすることも増え、木陰に入れば心地よい風邪が吹き、秋の訪れも少しずつ感じているところです。子どもたちと一緒に、小さな秋をたくさん見つけていきたいです。

北海道

朝晩の冷え込みがだんだんと厳しくなってきました。朝、なかなかお布団から出られない子もいるのではないでしょうか。先日は子どもたちと園庭の隅でユキムシを発見し、冬の訪れをひと足先に感じていました。

最近はお散歩に出ると、紅葉した落ち葉やどんぐり、まつぼっくりなどの樹の実を拾うのが楽しみになっています。今月はお散歩で集めた落ち葉などを使って、アート作品の制作も進行中です。子どもたちの力作が次々と完成していますので、展示期間まで楽しみに待っていてくださいね。

年齢別

年齢別に書き出しを変えることで、保護者へ子どもたちの成長を伝えることができます。園でどんな遊びをしているのかが、日頃の家庭育児の参考になることもあるでしょう。「最近、なわとびが人気なの?」等、保護者と児童との会話のきっかけにもなりそうですね。

0歳児

春や夏に比べ、最近は絵本に手を伸ばす子が増えてきました。絵本を読み始めると、絵本に触れようと集まってくる子どもたち。じーっと絵を見ている子もいれば、リズミカルなセリフが気に入り、ページをめくるごとに真似っ子している子もいます。
◯◯組での一番人気の絵本は「はたらくくるま」です。おなじみの「はたらくくるま」の歌詞をもとにした絵本で、歌いながらページをめくっていきます。「きゅうきゅうしゃ!」「ショベルカー!」の歌詞に合わせて、腕をふりあげたり、足をバタバタさせたりするお友達も多いです。それぞれの楽しみ方で絵本タイムを堪能しています。

1歳児

進級時の春頃と比べると、安定して歩ける子が多くなってきました。以前はお散歩カートを使うことも多かったですが、最近はお友達と手をつなぎながらじょうずに散歩できるようになっています。
先日は、道端に咲いた黄色い小花を見つけた子が「おはな!」と叫ぶのを合図に、「どこ? どこ?」と、多くの子が一箇所に集まってきました。また別の一人が「とんぼさん!」というと、みんなで顔をあげて探し回っています。だんだんと、積極的にお散歩を楽しむ子が増えてきて、とても微笑ましく感じられる今日このごろです。

2歳児

秋はお散歩にピッタリのシーズンです。近くのふれあい公園まで、2人1組になって、手をつなぎながらお散歩しています。イチョウの葉はまだまだ緑色ですが、ひと月かけて色づく変化を、子どもたちと観察していきたいと思っているところです。
公園にはどんぐりがたくさん落ちており、お友達同士で「こんなに拾ったよ!」と見せ合う姿もよく見られます。今月は集めたどんぐりを使ってマラカスを制作していく予定です。秋をさまざまなカタチで楽しんでいきたいと思います。

3歳児

10月に予定している運動会のため、日々子どもたちは練習に励んでいます。2歳児クラスまでは室内での運動会ごっこでしたが、年少さんの今年は初めてのグラウンド競技にも挑戦します。かけっこ、リズムダンスは子どもたちも大好きな競技です。当日の子どもたちの姿を、ぜひ、楽しみにしていたくださいね。

4歳児

9月の末頃から、縄跳びに挑戦する子が増えてきました。まだまだ縄を回すので精一杯な様子ですが、一つ飛ぶごとに大喜びする姿がとても微笑ましいです。さて、秋といえば季節の味覚も楽しみの一つ。◯◯保育園での畑でも、さつまいもが順調に育っています。10月末頃にはさつまいも掘り大会を実施できる予定です。目を輝かせてお芋を掘る子どもたちの様子が、今年もたくさん見られそうですね。

5歳児

年長の子どもたちは、10月の運動会に向けリレーの練習をしています。クラスを3つのチームにわけて競いますが、脚の早い、遅いが偏らないように子どもたちだけで話あう姿も見られました。いざ、リレーが始まると「がんばれ!」「もう少しで追い抜くぞ!」等と、お互い励まし合う姿も見られます。春から半年以上が経ち、自分たちだけで問題を解決するシーンも、遊びの中では多く見られます。頼もしく感じる毎日です。

行事別

園だよりの書き出しでは、行事について触れるのもおすすめです。「今月は、運動会や遠足、芋掘り会とイベント盛りだくさんです」というように、網羅的に触れるのもいいですが、行事別に書き出しを変えてもいいでしょう。

運動会

10月はみんなが待ちに待っている運動会があります。現在も、園庭では毎日かけっこやリレー、ダンスなどの競技の練習が行われ、日に日に上達もしているようです。
年長さんが年中組や年少組のお友達をリードする姿もあり、とても頼もしいです。

保護者の皆様にも、当日をぜひ、楽しみにしていただきたいと思っています。

遠足

◯◯保育園では、毎年10月に遠足を実施しています。今年も例年同様、年少組は◯◯公園へ、年中組は◯◯動物園へ、年長組は◯◯山へハイキングに出かける予定です。子どもたちからは「遠足にはいつになったら行けるの?」「キリンとゾウさんに早く会いたい!」と、待ち遠しく思う声が続々と届いており、職員一同、楽しい遠足にしようと計画を詰めているところです。レジャーシートのチェックや当日のお弁当の準備など、保護者の方々にはお手数をおかけします。お急がしいとは存じますが、ご協力のほど何卒よろしくお願いします。

ハロウィン

10月といえばハロウィンを楽しみにしているご家庭も多いのではないでしょうか。すっかりイベントが定着し、子どもたちもまだかまだかと楽しみにしています。各教室では、おばけ、ジャックオーランタン、黒猫、コウモリなどのハロウィンならではの掲示物を制作しました。すべて子どもたちの力作です。年長組では、ハロウィンが海外の文化であることなどをお話しています。「だから仮装をするのか!」と、納得した子も多かったようです。ぜひ、ご家庭でも「ハロウィンって何のお祭りなの?」と子どもたちに尋ねてみてください。

さつまいも掘り体験

秋空の気持ちいい季節になりました。園では、10月末頃にさつまいも掘り体験を計画しています。3歳児クラスでは、「やきいもグーチーパー」などの手遊びを通して秋の味覚への関心を高めています。

衣替え

まだまだ暑い日が多いですが、季節はもう秋。10月◯日から衣替えです。朝晩の冷えが段々と厳しくなってきますので、調整のしやすい服装での登園をお願いします。日中は活動するためまだまだ半袖は必要です。着替え袋の中身をチェックし、各自衣替えをお願いします。

10月おたより 締めの言葉

締めの挨拶については、紙面の状況によって記載しない園だよりも多いかもしれません。しかし、ひとことでも締めの言葉があると、まとまりのあるきちんとした印象を与えることができます。

締めの言葉には何を書く?

園だよりの締めの挨拶では、前向きな言葉で締めくくるようにしましょう。

<例>
秋は美味しい味覚、芸術、読書、スポーツなど、楽しい季節です。ぜひ、ご家庭でも、十人十色の秋を楽しんでみてくださいね!

どこへ行っても混雑する秋の週末は、家の近くを散歩してみてはいかがでしょうか。景色が色づくのに目をやったり、赤や黄色の落ち葉を拾ったりするのも、子どもたちにとっては宝物のような体験です。週末は、小さな秋を探しに近所にでかけてみましょう。

このように、季節を絡めながら締めの言葉とします。
それでも締めの挨拶に迷ったら、以下のリストを参考にしてみてください。

書き出しには用いなかった内容
おたより内で記載した事柄についての念押しでのお願い/協力の呼びかけ
前月や今月の抱負
家庭での過ごし方のお願い
 

1.書き出しには用いなかった内容

書き出しで運動会について書いたなら、締めの言葉には「秋風が心地いいですね」などの別のトピックを選ぶといいでしょう。衣替え、秋の味覚、遠足、ハロウィンなどに触れて締めの言葉としましょう。

<例>
10月といえばハロウィンを楽しみにしているお子さんも多いのではないでしょうか。◯◯保育園でもハロウィンパーティーを計画しています。現在、子どもたちと一緒に仮装用の衣装を手作り中です。10月はイベント盛りだくさんですが、保護者の皆さまのご協力賜りますようお願い申し上げます。

2.おたより内で記載した事柄についての念押し

お便りの中で触れた内容を、念押ししたり、確認したりするのに締めの言葉を利用してみましょう。

<例>
「10月の健康」のコーナーでも触れた通り、これからインフルエンザの感染が広がっていきます。大切なことなので繰り返しますが、自宅に帰ったら必ず手洗いうがいをしましょう。運動会や遠足など、10月は楽しいイベントがたくさんあります。みんな笑顔で参加できることを祈っています。

3.前月や今月の抱負

月またぎの時期に発行される園だよりは、前月の総括をしたり、次月の抱負を発表するのにもいいツールです。締めの言葉とともに、一文添えてみてはいかがでしょうか。
<例>
9月は夏の疲れが溜まったのか、◯◯組でも風邪をひくお友達がたくさんいましたね。最近は気候が安定し、子どもたちの体力もだんだん回復してきています。10月は元気いっぱいの体を使ってたくさん遊び、縄跳びや鉄棒に挑戦するなど、これまでできなかった遊びにもチャレンジしていく予定です。引き続き、ご家庭での体調管理をお願いします。

4.家庭での過ごし方のお願い

園だよりには園での活動に関する情報を広く伝えていきます。一方、家庭での育児などに関するトピックスは多くありません。家庭での過ごし方は園生活に影響を及ぼすことも多いため、締めの言葉では触れておくのもいいでしょう。

<例>
行楽シーズン真っ只中。レジャーやイベントの予定が入っているご家庭も多いのではないでしょうか。楽しいイベントごとは子どもたちも喜びますよね。ただ、イベントで夜更かしをしたり、食べすぎたりなどすると、体調を崩してしまう子も多いです。秋の週末は無理をせず、十分に休みを取りながらレジャーを楽しむようにしてください。

季節感と体感を盛り込んで

10月は保育園での行事も多く、季節ならではの事柄が多い月です。挿絵に使うイラストも多種多様で、さつまいもや栗などの食べ物から、ハロウィン、落ち葉、運動会や遠足など、レジャーに関するものを多く使用します。イベント盛りだくさんの10月は、行事や季節の様子をなぞるだけで終わってしまいがちです。つまらない園だよりにならないためにも、具体的なエピソードや子どもたちのリアルな反応などを盛り込むようにし、読み応えのある園だよりにしていきましょう。

-保育士のコラム, 月別の園だより